【1時間を5分にする仕事術】戦略キャンバス&相関性シンキング【ウサギライブ|2020.7.9】
一度は思ったことがあるはずです。
なぜ、課題や勉強が進まないのか?なぜ、会議で何も進まないのか?なぜ、営業で売れないのか?なぜ、プレゼンがうまくできないのか?などなど
今回は仕事でトロい人間が、「あの人できるよね。」と言われるビジネスマンに変われるフレームワークをご紹介します。この記事で、1時間かかる仕事を5分で終わらせる方法を学んでいきましょう!
MBA FRAMEWORK
フレームワークと聞くと、「型にハマっていい仕事ができなさそう」と思うかもしれません。しかし、型にハマるからこそ、簡単に素早い動きができます。
そして、この『素早さ』こそ、今の時代に求められているスキルであることはいうまでもないでしょう。
仕事をしていると、必ず『課題』が発生します。それを解決するためにやることが議論です。すなわち、会議やMTGを開くはずです。
では、MTGで何をするのか明確になっているのでしょうか?大体が、問題をどうするかを話し合っても、結局何もまとまらず、「次回、やりましょう」と閉まります。
そうやって何時間も無駄にしてしまいます。ここで、フレームワークを使って問題をあらかじめロジカルにまとめておけば、それを報告するだけで済みます。
実は、MTGというのは『議論の場』というより、『報告の場』なのです。この考え方の切り替えこそが、1時間の仕事を5分で終わらせるポイントになります。
さて、実際にMBAのフレームワーク3つをご紹介していきます。
- ロジックツリーシンキング/ピラミッドシンキング
- 戦略キャンバス
- 相関性シンキング
この記事では、2、3番目の戦略キャンバス/相関性シンキングについてやっていきます。
戦略キャンバス
MBAフレームワーク第2弾は戦略キャンバスです。
『競合が増えた。価格勝負で勝てない。価格下げたはいいけど、利益が残らない』と頭を悩ませるときに使うのが戦略キャンバスというフレームワークになります。
- 【戦略キャンバス】
- 除外
- 必ずある業界常識
- 価値ないのに提供され続けるもの
- 大減
- 業界標準と比較して大胆に減らせるもの
- 競合を意識しておいてるモノコト
- 大増
- 業界標準と比べて大胆に増やせるモノコト
- 顧客の不をj解消しているものコト
- 付加
- 業界にまだ提供されていないモノコト
- 顧客に新しい価値や使い方を提供するもの
4項目からなる戦略を考えられうる要素に適応していきます。例えば、居酒屋業界からビールを除外してみるのです。

要素の書き出しには、SWOT分析を使います。
参考:https://note.com/fumis_output/n/n8e798714a407
今回は、ワイン業界で例を考えていきます。
要素としては、『価格、ヴィンテージ、香り、品種、数、選びやすさ』を考え、高級ワインと日常ワインそれぞれの特徴をプロットします。

さて、この業界にみなさんが乗り込むなら、どういったグラフを書きますか?
ここで、使うのが戦略キャンバスです!市場にあるものは除外し、ないものを取り込むだけです↓

左3つは全く考えずに、右3つをどうやって増やすかということだけに集中しましょう。

こうしてできた商品がコンビニでよく見るワインたちです。
ビンという選びにくいものから缶に変更し、大量生産し、品種も多めです。

さて、次はビジネスホテル業界で見てみましょう。

大手の逆をいったホテルに『ホテルグリーンコア』があります。
- ベッドの排除
- 部屋のみの付加
- スペース増加
- 料理の付加
事業やアイデアが行き詰まったときには、ぜひ戦略キャンバスを使ってみてください!
相関性シンキング
いきなりですが、ビジネス(特にマーケティング)の意外なポイントをご紹介します
- ”売上”と”顧客データ”を見るのではなく
- ”利益”と”顧客行動”を中心に思考する
次のフレームワーク『相関性シンキング』はこの”利益”と”顧客行動”に着目したものです。
まず、”顧客行動”に注目するには、モノ思考から行動思考に変わる必要があります。
例えば、あなたが経営者だとして『会社に一番貢献している人は誰か?』と質問されたとします。
モノ思考の人は
- 何歳か
- 性別は
- サラリーマンかフリーランスか
などと考えます。対して、行動思考の人は
- どんな行動をしているか
- その行動に相関していることは何か
のように考えます。
次に”利益”について。
利益を残すために大事なことは、『切り捨てること』です。全員を幸せにしようとしてはいけません。
これはパレートの法則(2:8の法則)に基づいています。
2割の人間が8割の利益を生み出しているという法則です。この2割の人間、MV-CSP(Most Value Customer Service Partner)の把握を絶対にしましょう。
では、MUPカフェの例で見ていくと、MV-CSPは『PC を開く人』です。それ以外の人たちは『お前の席ねーから!』という思いで切り捨てます。
逆に言えば、『PC を開く人』だけに注目します。
- PCを開く人は、長く居座る
- PCを開く人は、リピートする
- PCを開く人は、単価が低い
といった特徴が見えてきます。これらの相関性を見ていきます。
- 滞在時間とリピートの相関性
- 滞在時間と顧客単価の相関性
- リピートと顧客単価の相関性
サンプル数は10人くらいでグラフにプロットしていくだけで大丈夫です。
<滞在時間とリピートの相関性>

滞在時間が長い人ほど、リピート率が上がっているため、正の相関がありそうですね。
<滞在時間と顧客単価の相関性>

滞在時間と顧客単価は関係なさそうですね。無相関です。
<リピートと顧客単価の相関性>

リピートする人ほど単価は安くなっています。負の相関がありそうですね。
ここまでの相関性より、以下のような施策をたてられます
- 滞在時間が長いとリピートする
- 滞在時間を気に時間制
- 個室的区切りを用意するなど
- リピートする人は顧客単価が低い
- ビュッフェ形式にして食べ物を用意
- 滞在時間と顧客単価の相関はない
- 施策は不要
これで相関性シンキングについては終わりです。まとめると、
- MV-CSPの把握
- MV-CSPの行動特徴を書き出す(モノを見るな!)
- 行動の特徴と利益などの相関性をグラフ化
- 相関性を明確化したら施策選定
フレームワークは実際に使うことで、効果を発揮して仕事を時短することができます。
僕自身もただアウトプットするだけでなく、現実の作業にも適用させていきたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
おまけ~限定質問コーナー晒しちゃいます~
ウサギ限定コンサル並みのQ&Aコーナーです。こちらはメモなので”なぐり書き”にご了承ください。
<相続>
VBI法人をトラストに持たせる。会社に儲からせるとVBI法人が設ける。それはトラストのもの、あなたは関係ない。子供もVBI法人に入れて子供にあげる。
<コミュニティで意識していること>
メリットの付与。最初やる気あっても、3ヶ月すると飽きる。何でもそう、MUPピアノ。。。そこにメリットがあれば、続ける。事業計画書やMUP同士の繋がり。
<飲食のデリバリー>
イスラエルの会社、グルーポン。7,8時くらい。この時間にチキンライス食べたい人80人集まったら、半額になります。ってやれば、無駄にならない。コストもかかる。客をコントロールしろ
<保護犬を救う事業>
数値規制について。保護犬、結局、殺処分してる。ドイツ殺処分0。ディアンハイム。めっちゃ広い施設。保護犬団体が全員そこに来る。ペットショップがない。赤ちゃんの頃は教育をうける。赤ちゃんは変えない。
教育できないから、捨てる。から、絶対教育してあげる。数値ほうより、ドイツ式にするべき。
<ビルテナント>
コロナで空く。オフィスいらねー。縮小がすごい。インビジョンは700人いてオフィスない。テナントのビル自体に価値をつけないと行けない。温泉とかつける。テナントじゃなくてオーナー自体が価値をあげないと行けない。